歯痛が発生した時の応急処置~治療法や絶対やってはいけない処置について~


歯や歯周組織の変化によって起こる痛みを「歯痛」と言います。
歯痛をそのまま放置すると歯ぐきや神経にまで悪影響がおよぶので、できるだけ早めに改善しなければなりません。
歯痛で眠れない日々を過ごすより、早く治療をして痛みをやわらげましょう。
そこで、歯痛の応急処置や治療法、絶対にやってはいけない処置について詳しく説明します。
現在、痛みで苦しんでいる人はぜひチェックしてください。

目次

  1. 歯痛の応急処置
  2. 歯痛の治療法
  3. 絶対にやってはいけない処置
  4. まとめ

1.歯痛の応急処置

歯痛が出てきたときの応急処置はとても大切です。
応急処置をするかしないかで、後の治療が大きく変わります。
スムーズに症状を治すためにも、歯痛の正しい応急処置を把握しておきましょう。

1-1.歯痛が出ている部分を冷やす

眠れないような歯痛は長く続けば続くほど悪化します。
最初は歯ぐきが腫れていたとしても、次第に腫れが広がっていき最終的には歯の神経にまで炎症が行き渡ってしまうのです。
歯の神経にまで痛みが広がると歯を抜かなくてはならない状況になります。
自分の歯を守るためにも、歯痛が出たときはすぐに冷やしてください。
保冷剤などでほほがわから冷やすのです。
また、口の中に冷水や氷を入れて歯を冷やすのも良いでしょう。
ほんの少しでも歯痛をやわらげることができます。
血液の流れが遅くなるため、痛みは弱まるでしょう。

1-2.一時的に痛みを抑える場合は「痛み止め」

薬局では市販の痛み止めが販売しています。
どうしても辛抱できないほどの痛みが出てきた場合、一時的の歯痛をやわらげるため市販の「痛み止め」を利用するのもひとつの応急処置です。
しかし、気をつけてほしいのはあくまで「一時的処置」であることになります。
根本的な痛みがなくなったとは言えないため安心してはいけません。
痛み止めを飲んだ翌日にはすぐ歯医者へ行きましょう。
原因がわからない人はすぐ歯医者で検査してもらったほうが安心です。
何が原因で歯痛が起きているのか調べて適切な治療を受けていきましょう。
プロの人に診てもらったほうが最も安心して歯痛と向き合えます。

1-3.歯や歯ぐきに詰まっている食べカスを取りのぞく

歯痛が起こる原因は人によってさまざまですが、歯や歯ぐきに詰まっている‟食べカス”が原因になっているケースもあります。
食べカスをそのままにしてしまうと、歯の神経が圧迫するのです。
そして、食べカスを取りのぞかない限り痛みが続いてしまいます。
鏡で自分の歯をチェックして食べカスが詰まっていないかどうか調べましょう。
もし詰まっている場合は歯ブラシやデンタルフロスなどでキレイに取りのぞいてください。
少しでも歯と歯ぐきをキレイにするだけで、歯痛がやわらいだ人はたくさんいるのです。
ただし、気をつけてほしいことがあります。
キレイにしようとゴシゴシ力を入れ過ぎてはいけません。
余計に神経へ負担がかかってしまい、歯痛が悪化する恐れがあります。
できるだけ傷つけないようにやさしく取りのぞくことが大切ですよ。

2.歯痛の治療法

2-1.神経を残す場合の治療法

歯痛を徹底的に治すためには専門的な医療施設で診てもらうのが最も安心です。
専門的な治療を受けるためにも、近くの歯医者に診せてください。
まずは、歯痛の現状をしっかり把握することが大切なポイントになります。
なぜなら、歯痛の状況によって治療方針が異なるからです。
神経に悪影響がおよんでいるかどうかで治療がまったく変わります。
初期の症状で神経が影響を受けていない場合は、神経を残す方針で治療が始まるでしょう。
金属やセラミック系の詰めものをして、菌が広がるのを防ぎます。
また、虫歯の菌ができない、増やさない口腔(こうくう)環境をつくるのも大切です。
できるだけ自然治癒力で改善できるようにサポートをします。
歯磨きの仕方や知覚過敏用の歯磨き粉を使用して神経にできた穴をふさいでいくのです。
以上のように、初期症状ほど治療は簡単なものになりますよ。

2-2.歯の神経を取るケース

歯痛の状況が悪化している場合、歯の神経を取りのぞかなければなりません。
歯の神経を取る処置のことを「抜髄(ばつずい)」と言います。
神経が悪影響を受けている場合、ほかの歯がダメージを受けないように神経を抜いて防ぐのです。
歯痛が起きている部分すべての神経を消毒して、細菌が入り込まないよう専用の薬を詰めます。
そして、土台を入れて歯の上から専用のカバーをかぶせるのです。
神経にまで影響がおよんでいると、自分の歯が不安定になります。歯周病にもなりやすく、自分の歯がぐらぐらと揺れて抜けてしまうのです。
歯の神経を取る治療は大がかりなので費用もかさなってしまうでしょう。
できるだけ軽い治療にするためには、早めの処置が大切なのです。

3.絶対にやってはいけない処置

3-1.歯痛が出ている部分をいじる

歯痛が起こったとき、絶対にやってはいけない処置があります。
歯痛が出ている部分をいじることです。
痛みが出てくると気になってしまい、歯を自分の手でいじることもあるでしょう。
しかし、自分の手にはたくさんの汚れや菌がついています。
新たな菌が歯に侵入することで痛みがさらに悪化する恐れがあるのです。
よって、歯痛が出ている部分は絶対にいじらないでください。
自分の手はもちろんのこと、歯ブラシやデンタルフロスでダメージを与えるのもNGです。
極力さわらないように気をつけてケアを続けていきましょう。

3-2.血圧が上がるような行為

熱い湯ぶねに長時間つかる、激しい運動をするなど血圧が上がるような行為も絶対にNGです。
血圧が上がると血液の流れが非常に速くなります。血液の流れによって歯の神経が圧迫するため、歯痛がさらに悪化するのです。
歯痛が出たときは熱い湯ぶねにつかってはいけませんよ。
できるだけ安静にしなければならないので、お風呂に入らないよう気をつけてください。
激しいスポーツをしている人も1日安静にしておきましょう。
「痛みが少ないから」と油断をしてはいけません。
すぐに歯痛が悪化するため、激しいスポーツは控えてください。
そして、すぐに歯医者へ診せましょう。
正しい応急処置をするためにも、間違った処置の仕方を把握しておいてくださいね。

 


4.まとめ

歯痛の応急処置や治療法、絶対にやってはいけない処置について説明しました。いかがでしたでしょうか。
歯痛は応急処置が大きなカギになります。
しっかり応急処置をしておけば、軽い症状で済むのです。
治療法も軽いものになるので費用はもちろん、精神的な負担も軽減できますよ。

  • 歯痛で悩んでいる人は正しい応急処置を試してくださいね。
  • 歯痛が出ている部分を冷やす
  • 一時的に痛みを抑える「痛み止め」を飲む
  • 歯や歯ぐきに詰まっている食べカスを取りのぞく
  • 金属やセラミック系の詰めものをする
  • 抜髄(ばつずい)をする
  • 歯痛が出ている部分をいじらない
  • 血圧が上がるような行為をしない

以上のポイントは要チェックです。
歯痛を根本的に解消するためには専門的な治療を受けなければなりません。
できるだけ早めに歯医者へ行き自分の症状に合った治療を受けましょう。
治療が送れるほど歯痛は悪化してしまいます。
眠れない日々を過ごすよりは早めに治療を受けたほうが安心です。
快適な生活を送るためにもすぐ受診してくださいね。