ToothContactingHabit(TCH)という言葉を聞いたことがありますか?

TCHとは「歯列接触癖」のことです。わかりやすく言うと、「くちびるを閉じて何もしていない時に上下の歯を合わせっぱなしにする癖」です。

本来、何もしていないとき、私たちの上下の歯は離れています。上下の歯は食べる時は瞬間的に合わさるだけ。ですから一日の接触時間をトータルしてもわずか20分以下です。

しかし、TCHのある方は常に過酷な労働を歯や歯の周りの組織、そして噛む筋肉に強いています。余分な力は、エナメル質を痛め歯槽骨を減らすなど、虫歯や歯周病を悪化させることになります。例え軽い力であっても疲労の習慣的な積み重ねの影響はとても大きいのです。

このクセがあるとどうなるの?
・歯がしみる!痛む!かける!
・歯周病の治療の効果が上がらない。
・被せものや詰め物などがとれたり壊れる!
・調整しても入れ歯が痛い。
・かみ合わせの違和感。
・顎関節症のリスクが高まる。

上下の歯を接触させる何気ないクセが意外にも様々なリスクをはらんでいるのです。社会人を対象にした調査で、20%以上の方にTCHがあるという結果がでています。

噛み合わせの違和感が続いて苦しんでおられる方やいくら歯石をとりに通い歯を磨いていてもなかなか歯周病が改善しない方、せっかく入れた被せものや詰め物をなぜか壊れやすい方など、様々な悩みを抱える患者さんはまずはTCHがないか確認してみましょう。TCHが全ての要因ではないにしても何らかの起因因子としてTCHが働いているケースはすくなからずあると思っています。

一瞬のリラックスから始めましょう。
もし、ご自分にTCHがあると気がついたらけして「なんとしてもやめよう」と頑張ってはいけません。慣れないことをすると緊張や疲労が強まってしまうことがあります。頑張らないで、思い出した時に歯と歯を離してリラックスしてみましょう。気がついたら、ため息をつくように息を吐き出しながら顔面から上半身までの力を脱力します。
脱力に慣れてくると、「歯が接触していると疲れる」という感覚をすこしずつ感じられるようになるでしょう。ここまでくればTCHから解放されるまであと一歩です。


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